第17章 何倍も
今日は何の日だろうか
大きなケーキが部屋の真ん中に置かれている
捜査本部で誰かが結婚式でもするのかと思ってしまうほどだ
「こ…これは…」
松「さっきワタリさんが持ってきたんだよ、凄いよね…」
相「竜崎…結婚式でもするのか?」
みんな考えることは同じだ
よく見ると
一番下は定番イチゴのショートケーキ
その上はチョコクリームのショートケーキ
さらにその上はイチゴのムースのケーキ
一番上には王冠のように真っ赤なイチゴたっぷりのタルトが鎮座している
これは…このイチゴ尽くしは明らかに竜崎のオーダーメイド
そこに竜崎が姿を現した
L「おや、もう来てましたか…とても腕のいいパティシエを見つけたのでお願いして作ってもらいました、みなさんもどうですか?」
竜崎はさらっと言ったが、このケーキ…いくらするんだろう、絶対高い