第11章 焦り
何か教えてもらえるんだろうか
近くに寄ると竜崎に腕をとられ引っ張られた
「わ、わ、わぁ!」
いつも思うが、竜崎はこの身体のどこにそんな力があるんだろう
いつも甘いものしか食べてないくせに
なんて現実逃避しているが
現在私は竜崎にソファに押し倒されている
「なぁに、竜崎」
L「もうすこし恥じらってもいいんですよ」
「こんなムードもへったくれも無いのに?」
そういうとちょっとむくれたような顔になる竜崎
正直、かわいい
けど何がしたいんだろう?
「竜崎、どうしたの?」
L「その態度です」
「え?」
L「こんな状況なのにちあきは全然動じていません、私と簡単に二人きりにもなる」
「そんなことなっい…よ…」
竜崎に押しつぶされた
いや、寝たまま抱きつかれた
L「確かに私は焦っているかもしれません」
「うん…」
L「だから、責任取ってください」
そういうと抱きついたまま
首に顔を埋める竜崎
「え!ちょ!?竜崎??」
L「私は何とも思わない相手に焦ったり、こんな事はしません」
「………」
それって