第9章 少しの事でも
ちあきあなたはいつもそうです
「まーつださん!これ、お願いします」
松田の肩を軽く叩いて仕事を頼む
「お疲れ様です!」
相手にニコリと笑いかけてお茶を出す
「竜崎、どーぞ」
L「ありがとうございます」
極上の笑顔でお菓子を差し出すあなたの手を
両手で包み込む
「りゅ…竜崎…?//////」
照れる姿は今まで見た何よりも可愛く綺麗で
誰にも見せたくなくなる
こんなに少しの事でも、自分が抱く感情に名前を付けるのは簡単で
L「ちあき」
「な、なぁに?」
L「私は世界一の探偵です」
「そうね、知ってるよ」
L「私は、必ず捕まえます」
「??…うん、頑張ろう!」
ばっと立ち上がり
抱きしめると、腕の中のあなたの緊張が伝わる
L「では、お言葉に甘えて、捕まえた」
頑張ってみました、応援されたので
「……私、キラじゃないよ…?」
耳まで真っ赤なあなたの照れ隠し
L「じっくり捜査するのでご心配なく」
逃す気はありません
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