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名探偵は甘いのがお好き

第35章 公園で見つける幸せ


心臓が痛い
今にもはち切れてしまうんじゃないかと言うくらいに脈が速い
全速力で走って帰ってきた私は玄関に座り込んでいる

「はぁっはぁっ…っっ…はぁっ運…動っ…不足はぁ…かな…」

彼女、いたんだ
いや、出来たのかな?
だから、来なかったんだ

「っ馬鹿みたいだなぁ…」

松田さんが来なかった3日間、毎日松田さん用のお弁当を作っていた自分に笑いが出てくる

そもそも1ヶ月前から毎日のように見かけていたとはいえ1回しか喋った事がない相手に自分は何を考えていたんだろう

悲しさ、落胆、自分への怒り色々な感情が込み上げて来た

「っていうか…私、こんなに惚れっぽかったっけ?松田さんのこと、こんなに好きだったんだ」
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