第26章 強敵?
「うーん…結構むずかしいぃー!」
何度も挑戦してみたけど中々取れない
お財布を見ると、、そこそこ入っていたはずの百円玉はあと1枚しかなかった
(やめるか、、ここまできたら最後までやるか…)
謎の葛藤をしているとわきからスッと人が入ってきた
「あっ」
?「いいですか?」
「あ、どうぞ、すみません」
人の良さそうな背の高いお兄さんだ
歳は…自分より少し若いくらいだろうか?
なんとなく気になりお兄さんの行方を見守る
「う……そ」
なんとお兄さん、体育座りの足と手の間にアームを引っ掛け、一発でGET
「すごい…(私がへたなのか?)」
男「よし!はい!おねーさん!」
嬉しそうにお兄さんがねこぱんだを拾い、振り返ると私に手渡してきた
「へ?え!?」
男「だって、ずっとやってたでしょ?俺、得意だからあげる」
「そ、そんなわけには!」
男「あれ?もしかして…クレーンしたかっただけ?別に欲しくなかった?」
やっちゃったかな?なんて言いながらそれでもニコニコと笑っているお兄さん