第2章 蓮の芽
彼の言葉にいろいろイラつく要素も多かったが最後の言葉に全てを持って行かれたようだった。
「……は?っじゃあ!任務はどうするんだよ?!」
「んー…、任務って言ってもそんなお堅いものじゃないしさ」
柔らかく微笑みながら簡単に言ってのける彼を間抜けな顔で見つめる。
「…そんな顔するなって!ほら、先を急ぐんだろ?」
「……あぁ…」
納得出来ずにいると面倒そうに秋夜は口を開いた。
「しょうがないなぁ、わかったよ。道すがらある程度のことは教えてやるから」
「…約束だぞ?」
一応念を押しておく。
「わかったよ」
そう言って秋夜は先に歩き出してしまった。
…なんとなく悔しくなって走って彼を追い越した。