第1章 太郎さんの初恋と苦悩
次郎太刀との夜伽の練習から二日後 私は主の部屋を訪ねるところだった
そう、、これから主との夜伽をするために
だが主にはそんなことは一言もしゃべっていない
多分主は自分を救うために私が無理をしていると勘違いして断られるだろう
(私はあなたと夜伽ができるのならばどんなことだってするのに....)
そんな事を思っていると主の自室へと着いた
「主、失礼します」
外から声をかけてから襖を開け、中へ入った
「あぁ、太郎さんどうされたんですか」
主はいつものようにちぇろの調整をしているところだった
主はすぐ楽器を片付けると私と向かい合うように座った
二人の間に沈黙が流れる