第17章 赤い夫との誘拐
1度家へ戻った私たちは朝食を食べて身支度をして会社へと出勤した。
〈征十郎と美桜!おはよう!昨日はいい夜を過ごせたか?〉
〈ロバートおはよう。ああ、とてもいい夜だったよ〉
《な、征十郎何言ってんの?ロバートさんおはようございます》
ロバートはにやにやしながら私たちを見ていた。
《あの、ロバートさん誤解しないでくださいね?》
〈もちろん!分かってるよ〉
ロバートはグッと親指を立てた。
ああ。こりゃ誤解されたな。というか征十郎のせいだから!!
私は心の中でそう思いながら一瞬で征十郎を睨みつけて一瞬でそらした。
〈美桜?どうかしたかい??〉
《!!い、いえ?何でもないよ。ところでこれからの予定は?》
〈ああ!言うの忘れてたぜ。これからお前らは会議に出席してもらう〉
《え…………》
〈そうか、何時からだ?〉
〈あと30分後ぐらいだ〉
《それはお義父さんも…》
〈おう、出席されるぞ〉
《ですよね》
〈じゃあもうそろそろ移動しようか〉
私たちは会議をする大きな部屋へと移動を開始した。
そこにはもうすでに人が何人か集まっていて30分も経たずに会議は開始した。
私たちの紹介や今後の会社の運営内容、金融のことなど日本ではあまり私が触れないような内容の話があって興味深かった。
会議は2時間半ぐらいで会議が終わり、私たちは昼食を食べに外へと出たのだった。