第6章 ぷらすれっすん♧
綺麗な三面鏡のついたドレッサーの前に座らされ髪に洗い流さないトリートメントオイルを塗ってもらい、引き出しから沢山ダッカールピンが出てきて髪を上げる。
密かにピンクのピンが出てきたらどうしようと思っていたから安心した。
丁寧に一房ずつ髪を乾かされる。
ブローとか毎日しない私はだめなんでしょうか。
最後に伸びてきて瞼にかかる前髪を勝手に切られた。パッツンに。
「髪を勝手に切るのは傷害罪ですよ!」
「業務を著しく阻害するような髪型にした場合はね」
パッツンは嫌いだ。
幼く見えるから。