第4章 ぷらすよくしつ♢
「好き、徹」
徹が動くのを止めたから、自分で腰を使いながら云う。
「疑ってるワケじゃないから。
でも、…偶に不安になるんだよ?」
うぅ、こんな悲しい顔させたくない。
「もっと云うから。好き、とか」
「じゃあ毎日名前で呼んで?」
それは無理です!
顔に熱が上がってくる。
「名前で呼ぶのが、こんなコトするより恥ずかしいの?」
云いながら徹がコツンコツンと中をえぐる。
「は、ずっ、かしっ…名前で呼ぶの、やぁっ」
だって、名前で呼ぶなんて…こ、恋人っぽすぎて無理。
私みたいなちんちくりんが、この天使みたいな人の恋人なんて、もう考えただけでのぼせてしまう。