• テキストサイズ

【HQ!!】+ばいんど【R18】

第17章 ➕ほらー


「肝試しをしよう!」
ある日の夜、唐突に徹さんが云った。

明日は休み。
夕飯を食べてテレビでお気に入りの1戦のVTRを見ていた私は皿洗いをしながら宣言した徹さんを振り見た。

「やです」
夏の夜なんか蚊だらけだし、蒸し暑い。
暗い中じゃトスも見えないし、サーブなんかしたらボールがいくつあったって足りない。

「燁ちゃんノリ悪いー!」
徹さんがキッチンで地団駄を踏む。

「やです」
今試合は最高潮だ。
私のお気に入りの選手のサーブ権も次で回ってくる。
/ 342ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp