第15章 ➕じはーど
「アンっ♡」
思わず甘い声を上げてしまう。
「えっち好きなのは可愛いけど、俺の前でだけにして?」
ピンピンってヒモを引っ張られて、私はうんうんと頷く。
服は一切脱いでいないけれど、その下は完全に出来上がっていた。
「徹さん…ベッド行こう?」
ぎゅっと抱き着いておねだりする。
流石に玄関で最後までスルのは恥ずかしい。
サンダルを蹴るように脱いで、廊下をもつれるように歩いて。
寝室に入ると、ベッドに抱き合いながら倒れる。
「徹さん、シヨっ?」
仲直りするとシタクなるというのは何となく私にも解った。
甘えたくて。