第15章 ➕じはーど
階段を早足に登る。
徹さんが玄関の鍵を開けて、2人でドアの中になだれこむ。
どちらともなく口付ける。
焦れた手が服の上から胸を掴む。
「やんっ…」
強く触られて、ドキドキする。
「…私が男の人にいたずらされたのがそんなに興奮しますか?」
暗い玄関。
やわやわ胸をもまれて息が上がる。
「それもちょっとあるけど…」
ちょっとあるんだ…。
「ケンカして仲直りした後ってシたくならない?」
『このまま寝ちゃう?』って耳元で甘い声で囁かれたらもう…。
「私も、シタイです」
スカートを自分でまくる。