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妖屋
第2章 **牛鬼編**
◎はじまり◎
ミィ゛ーン、ミィ゛ーン…
蝉が強く響かせる鳴き声
チリィーン…リィーン…
涼しさを感じさせる風鈴
ヴゥーーン……
静かに唸る扇風機
これらは季節の変わりを伝えた
南雲「あじぃー……」
三称「あっちぃな」
南雲「三称、なんでウチにいるんだよ。帰れよ」
三称「いいじゃねーか。お向かいさん同士仲良くだぜ?」
南雲「誰が仲良くするか。こんな奴」
三称「相変わらずの減らず口だな、お前」
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