第1章 No.1 ハンター試験
「亜季お風呂ありがとう」
「狭い風呂で申し訳ないよ」
「ところでキルの様子はどう?」
「ぼちぼちってとこだな。まだのびる。そしてその心はまだ弱く脆い」
「キルはゾルディックの跡継ぎにふさわしい人間だからね」
「なあ、イルミは暗殺の仕事をどう思う?」
「さあ?考えた事ないね、俺は親父達に何も知らずにただ暗殺の事だけを教えこまえれたからね。」
「そうか。イルミ、お前もまだお子様だな。いいかげんゾルディックに縛られるな」
「どういうこと?」
「そうだな、ゾルディックであるが故に仕事がゾルディクに入ってくる。
そう、イルミにではなくゾルディックに。だ
暗殺家業を否定するつもりはない。
お前はもう自分で仕事相手を作り、ちゃんと生計を立てろ。
もちろんゾルディックで仕事していることは悪い事ではない。
けれども、それはシルバやゼノのおこぼれをもらっているにすぎない。
そして世界を知らない。
生きる術や人との接し方か変わり方をお前はしらない。
だからその感情を弟達に自分がそうしてきたかのように
同じ道を歩ませようとしている。
まったく、遠回りなやりかただ。
イルミ、ひとつ忠告だ、今回の監視の件でわかったが、
キルアを同じように育て入るとのびる物がのびない。」
「へえ、なんだろうね、親父や周りの言う事なんて耳傾けたことないけど。。。そうか、そうだね。俺は俺のやり方で歩くべきなんだね、
だけど、キルはまだ小さい。だから出す訳にはいかないんじゃない?」
「ふむ、物わかりがいい。その良さをもっと活かしていくと良い。
キルアに関してはゴン=フリークスを共に過ごさせるといいだろう。
決して彼の中にある暗殺者の心は消えないだからこそ、今のうちにいろんな経験をするんだ。自分の無力さであったりな。」
「親父がゆるすかな?」
「いいきかせてやるさw」
「にしても亜季もゴンがいいの?」
「はあ???もっていうのもきになるが、俺の人脈は結構広い方でな、ジン=フリークスの息子さ。あいつが自分の息子に与える試練は多大なものが大きい。だからさ、ゴン自信に俺は興味ないからね。」
「ふ〜ん。ならいいけど。」
「亜季◇あがったよ〜」
「おう、そのまま今日は隣の部屋で寝ておけ。俺も風呂はいってくる」