【ハイキュー】ひとなつの (poco a poco2)
第2章 菅原の憂鬱
「なんでそんなにムリムリ言うの。
そりゃ、私は100mは20秒だし、
ソフトボールは投げても届かないし、
1年の球技大会ではダメダメすぎて怖い女子にいじめられたけど!
でも、そこまで言うことないんじゃない!?」
「みー?ごめん、俺が言い過ぎた、だから……」
「あと、私が骨折したのは、ドッジボールじゃなくて、バスケ!!」
あっけにとられる澤村、武田、鵜飼をよそに、
菅原はとにかく立花をなだめようと必死だ。
立花はそんな菅原には目もくれず澤村に向かって
「澤村君、いいよ。私、ビデオ係やる。東京行く。」
そうはっきりと告げたのだった。