• テキストサイズ

恋愛玩具

第2章 始まり(R18)



初めて入る生徒会室
まさか こんな形で入ることになるなんて...

中に入ると強く背中を押された

「わかってるよな...?椎田あゆ」

また、胸の奥がきゅんと締め付けられる

(なんでだろう...。胸が苦しい...)

ぼんやりしていると強く腕を引かれてまた壁際に寄せられる
雨宮君は私の腕を掴んだまま壁に縫い付けるように押し付けると至近距離で見つめてきた

男の人にこんな近くで見つめられる事なんて初めてで、正直どうしたらいいか分からない
恥ずかしながら生まれてこの方彼氏なんか出来た事がなかった...

だってそうだ...
”恋”というものをよく分かってないんだから...


(いい香りがする。彼の匂いなのかな...?)

ふと我に返ると、雨宮君と目が合ってしまった

「は、離してっ...!」

声が震える
そんな私を見た彼は意地悪く微笑んだ

なんだか馬鹿にされているみたいで無償に腹が立つ

あゆは涙を滲ませた瞳で恵を睨みつけた

「そんな顔するんだ...」

一瞬 彼から笑みは消え、驚いたように目を見開いた固まった
...けど、私が気付いた時には


唇を塞がれていた

/ 311ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp