第7章 肆
胸に手を当てても正体はわからず、内心不思議に思ったが気にしないことにした。
任務へ向かいながら、何故か思い出していたのは昔のことだった。
*
「なんと美しいお瞳でしょうか。まるで、満開の桜のようだ」
私は人とは違うところが幾つもある。
特に目の色は、他人にとても美しいと称された。
「お前の目は病をもたらすのだ。だから村の者共の多くは皆病にかかった!!全てはお前のせいだ!!」
役に立てなくなったと気づいた途端、他人は大きく変わった。
心は麻痺したように何も感じなくなった。
ただ、溢れ出るのは涙
何故こうなったのか
私は何をしたのか
いつか助けてくれると信じていた神様は、今では影を潜めていた
その時私は知らなかった
この後、本当の神様が助けてくれるとは