第10章 *伊達工業・二口(2)
ーー部活終わりの体育館ーー
茂庭side
もーすぐテストだしなぁ...
一応キャプテンとして言っとかねぇとなっ!
よしっ。
茂庭「おーい、お前らっ!特に二口と鎌先っ!!」
鎌先「んー?なにー?」
茂庭「来週からテストなの忘れんなよ~?テスト明け大会だからな!赤点とったやつ、試合出れねぇから!」
鎌先「うげぇええっ...」
茂庭「二口、前回危なかったろ?」
二口「俺はやればできる子なんで...」
茂庭「ほんとかよったく...」
『あの~私でよければ教えられますよ?』
鎌先「?!?!!あおいーーーーっ!!」
茂庭「いや、鎌ち、あおい、2年だから。俺ら3年な。」
『たぶん、3年生のも大丈夫です...(笑)』
鎌先「ええええ、お前なんなの~。あ、親が有名な塾の先生と大学の教授なんだっけ?」
笹谷「へぇ、お前の家そんな感じなんだ?すげぇなっ!」
『じゃあ、明日、土曜日だし。部活も休みですし...みんなで勉強会しますか?』
鎌先「いいね!確かお前の家めっちゃいいとこにあって、でかいよなっ!」
茂庭「でも、大勢でいったら迷惑じゃないのか?」
『あぁ、パパは学校の寮にいるので!ほとんど帰ってきませんよ~。ママも忙しいんで塾の近くにマンションがあるんで、そっちに、ほとんどいます♪♪』
え?てことは、一人で住んでんのか?!
ん?ってことは~。
「へぇ!じゃあ、、さ!お泊り勉強会しよ!あおいも、毎日一人じゃさみしいだろ♪♪」
『ふふっ♪♪いーですよっ。』
「まじかっ?!まじかっ?!?!あおいーーーっ!」
『だ、だきつかないでくださいっ~』
「じゃ、決まりなっ!」