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ハイキュー!!<短編・中編・長編>

第71章 誕生祭


東京day

やっと会える。



キャリーバッグを引きずって空港を降りる。


『わぁ...』


宮城とは違って人が多い...。

アッチにもコッチにも...
そんなレベルじゃなくて。

見渡す限り人で埋もれている。

空港も広くて...

宮城空港とは大違いだ...

物珍しさで
ついキョロキョロしてしまう。

出口ってコッチでいいんだよね?


男「君、迷ってるの?出口行くけど一緒に行こっか!」

『あ、んっ、、はいっ、』

よかった!

東京って怖いイメージが、あったけど
いい人も沢山いるんだなぁ〜。

男「君どっから来たの?」

『えっと...宮城です、』

男「へぇ!宮城かぁ!東京に来たってことは夢の国とか行っちゃうの?」

東京の人ってみんなフレンド!

って思ってるのかな...

『今のところ予定はないです、ははっ、』

それとも、挨拶を交わしたら
もうトモダチ〜!なの?

男「ふーん!泊まるとこは決まってんの?」

やっぱりそうだっ!

『はいっ、』

男「じゃあさ!そこまで送ってあげるから、今から飯食いに行かねっ?俺奢るしっ!なっ!」

トーキョーノリってやつ?!

『あ、いえ!んーっと、彼氏が...待ってるので』

いやいやっ!私はNOと言える大人っ!
そう!もうすぐ誕生日なんだからっ!

このくらいNOと言えるっ!

男「そんな硬いこと言わないでさっ!」

くぅ...。


負てたまるか〜...

『はははっ、、すみませーん...。あ、ここまでで大丈夫ですっ。じゃあ、』

ちゃんと言えた!

よしよしっ!

男「ねぇねぇ、行こうよ〜。」

うぅ...

東京の人って強いなぁ...。


赤葦「あおい。」


!!



『けーくん!』

やっと会えた。

けーくん。

こと

赤葦京治。

私の大好きな人。


赤葦「久しぶり。」


『久しぶり!!』

けーくんの声。

匂い。

あぁ。



好きなのだ。

赤葦「ところで、その男の人は?誰なの?友達?」

『んーん、知らない人〜。』

あぁ、忘れてた。

赤葦「ふぅん。じゃあ、行こうか。」

男「なーんだよ〜。ねぇ、君〜草食系男子が好きなの〜?俺の方が楽しませてあげるよ〜?」

!!

赤葦「それナンパですか。」

男「兄ちゃんじゃ、この子満足させてやれないってぇ〜。」
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