第68章 及川の奥さん美人らしいよ

君より先に



俺の方が付き合ったことを



後悔している。



きっと、あの時付き合っていなかったら



既に諦めていて



君は俺の中の美化された思い出の中にいたのだろう。



俺の物にしたら




とっても大切にしたくなる。




こんな綺麗なもの。





本当は誰にも見せたくない。






彼女の後ろ姿。






ずっと僕の隣にいてください。

















…













面接も無事終わり結果待ち。







彼女に会うまではソワソワして緊張に襲われていたけど


彼女に会ったら、落ち着いた。



そう、彼女が、



まだ俺を好きでいてくれた。


ただそれだけで嬉しかった。



自分の独りよがりではなかったと。


安心した。














誰かに取られたんじゃないかと。






君が俺のものでいくれるだけで充分だ。













結果は…





『よろしくね、及川くん。』ｸｽｯ



及川「ま、まじで、？」


『うん。』


及川「まぁ、トーゼンだよねっ、！」


『何言ってんの？ガチガチだったくせにっ、（笑）』




あぁ、彼女が変わらず笑ってくれている。





これからずっと彼女のそばに。















『じゃ、私行かなきゃ！またね、入社式で待ってますね。』





あれ、やっぱり会社では他人行儀？








…しかたないか、










『…あ、そうだ、四月まで待てないから、たまには遊びにきね？』





及川「！」





上司「宮本〜？会議置いてくぞ？」



『今行きます、じゃあねっ、！ばいばいっ、』





手を振ってくれる君










大好きです。
























そして一年がたった。























よし、今日こそ言うんだ。





















君の生まれた日に。











及川「俺と結婚してください。」








『！！』







及川「ほかの男と結婚して後悔するなら俺と結婚して後悔してください。」ﾆｯ




『ふっ、（笑）なによそれ！（笑）』