第65章 鳥野と10月
日向「だぁぁっ!やべっ!じゃーねっ!」
『うん、ばいばーい!』
月島「ねぇ、」
『ん?』
月島「甘いもの好き?」
『うん!』
月島「いつ暇?」
『えーっと、、いっとき、暇…ないや(笑)』
山口「あ!そっか!大会前だもんね!」
『うん!よかったら応援来てね〜(笑)』
月島「?試合でるの、?」
『うん!』
月島「へぇ、チビなくせに?」ニヤァ
『いるよね、身長がすべてだと思ってるバカ。(笑)』
月島「はぁ?」
『そーゆーのきらーい。』
月島「ばっかじゃないの。」
山口「あーこらこらっ、ごめんね、もう、ツッキーおちついて!」
『山口くん、暇だったら大会みにきてね〜っ』
山口「うん!」
『ふふっ、(笑)』
それから月島くんとズケズケしながら一日を過ごした。
部活の時間になりまた好きな時間が始まる。
朝はきついけど
ボールを触るのは好き。
音が好き。
周りの雑音がシャットアウトされるこの感じ。
…
監督「よし!!ここまで!!それぞれの体育館に移動しろ!」
全員「はいっ!!!」
部員数実に58人。
これでも減った方。
入部当時は76人いた。
憧れて入ってくる私達1年生
だが、憧れは憧れ。
朽ちるのは目に見えている
生き残るのは
本当に好きでやっている人か
才能に恵まれた人。
でなければやっていけないほど過酷。
ベンチに座れるメンバーは男子バレーボール部専用体育館へ。
ガラガラガラッ
菅原「げ!もう、きたのか!」
月島「!!」
現れたのはものすごい迫力とオーラを示す三年生集団と数名の二年生とあの、小さいやつ。
全員で15人。
必死に走り回る。
司令塔は熱くなりすぎてはいけない。
チーム全体を
コートの全てを支配する。
影山「おい!お前ぼっとしてんな!!」
日向「西谷さんばっかみてっけど?」ニヤニヤ
田中「お?月島が女の子に興味津々かっ?!」
西谷「はぁ?!俺の妹はお前にはやらんぞ!!」