第62章 強引ワルフザケ
気づけばもう、5時。
『ほら、そろそろ帰るよ。』
車に乗っけていたマフラーを肩にはおり
寒くて、それにくるまる。
黒尾「もーかえんの?」
『まったく、わがままだなぁ、』
黒尾「ははっ、(笑)」
なにか嫌なことでもあったのかな?
そんなに、夜景を長々見て、
遠くを見て。
ねぇ、
私に話して、?
『…じゃあ、車の中で少し寝てるから、帰るとき起こしてね?』
黒尾「うん、俺も車乗ってていい?」
『?いいよ?そっちのほーが、寒くないしね!』
そーいって、2人で車にのりこむ。
私は座席を全開に倒してマフラーを布団替わりにして目をつぶる。
黒尾「…ねぇ、おきて。」
『ん、?』
黒尾「おきて。」
ちょん、
『ひゃあ、っ!』
横腹を人差し指で刺激されて
びっくりして起き上がる。
『な、なに?』
黒尾「早く起きてよ。」
座席をまたいで私の上に乗っかる彼。
え、え、っ、ちょ、、、
『お、お、おきてるから!!』
黒尾「え?なんか言った?」
『ひゃあっ、!!!ちょ、、!す、すとっぷ!!』
こちょこちょされる、
もう、それが、くすぐったくて…
車の中で少し暴れる。
『んっはぁ、、もう、つかれちゃったじゃんっ!』
黒尾「あおいさんが暴れるからでしょ?」
黒尾「ほら、こーして、じっとしてれば疲れないよ?」
そーいって、彼は抵抗していた私の両手を
片手で押さえつける。
敵いそうにもない体格の差。
彼はニヤっと微笑むと、
再び…
『や、ちょ!!!ん〜〜っ!!!無理無理、む、、っ、むりーー!!』
黒尾「ははっ、(笑)」
彼はやっと私の上から降りた。
『もう!ばか!』
えいっ!!!
黒尾「うあっ、!!」
同じように横腹を人差し指で刺激してやった。
黒尾「やったな?」
黒尾はあおいの両手を押さえつけ自分の方に引っ張る。
『ひゃ!ちょ、!ばか!』
腰あたりを触られる。
くすぐったくて腰をくねらせる。