第51章 アカアシcouple
『あーかーあーし〜。』
赤葦「なに?」
『それとって。』
赤葦「はいはい。」
視線で
アレ
と、言われなくても分かる俺って…
彼女はベットに寝っ転がって塗り絵中。
ほんっと子供みたい。
でも、手がかからない。
単純な彼女は木兎さんより扱いやすい。
『赤葦〜。ねー、ここって何色だっけ?』
赤葦「ん?」
覗いてみると
…
『白か黒っていうのはわかるんだけどさぁ。』
パンダ。
の、
シッポ
赤葦「…。どっちでも良くない?ってゆうか、どっちもいるよね?」
『えー?そーだっけ?』
赤葦「じゃあ、こんど、動物園行く?」
『あ、いいね〜!でも、遊園地行きたいな〜』
赤葦「いうと思った。」
『ジェットコースター乗ろうよ。』
赤葦「はいはい。」
今日は久しぶりの朝練onlyで2人で家でゴロゴロ。
どっちの家かって…
そりゃあ、俺の家です。
なのに、人のベットで塗り絵してるわけですよ。
そもそも、なぜ俺の家に塗り絵があるのかって?
三日前にあおいが俺の家に置いていった。
身長は168cm
まぁまあ。
あんまり低すぎると嫌い。
何でも上目とか、勘弁。
あおいは強気で上目遣いとかってのをしてこない。
いつでも素をみせてくれるのが好き。
寝るときお腹出して寝てるところも好き。
でも、
さ、
クーピー握ったまま寝ないでくれるかな?!?!
赤葦「ったく。」
いつの間にねたんだよ。
数秒あったら爆睡する彼女は
前々回俺の布団に盛大にラインを引いた。
黄色のクーピーで。
キリンの色塗り中に。
爆睡…
まぁ、黄色だったから多少落ちなくても大丈夫かとは、思っていたけど。
ん?落ちなかったのかって?
ちゃんと落ちましたよ。