第42章 甘い+酸っぱい=??
花巻「しーらね、まぁ、どーせ、今日別れるつもりだったし」
ただ、及川にイラッとしてつい口走ってしまった
及川「そっか。」
…
及川「あおいちゃーん!やっほ〜☆」
『あ、及川くん。どーしたの?』
及川「マッキーは?一緒じゃないの?」
『えへへ、貴大、どっかに行っちゃった。』
及川「??今日って100日記念日だったんだ?」
『?どーして知ってるの??』
及川「ん?いや、ごめん、それ、(笑)」
俺はあおいちゃんが持ってるレモンのぐみを差し出した。
そこには可愛らしく100日目と、ハート付きで書いてあった。
『あ、(笑)ねぇ、甘いと酸っぱいって足したら何になると思う?』
及川「え?甘酸っぱい?」
『ちがうよ〜(笑)』
及川「??えっ、なに?!」
『答えはね…』
…
……
部活も終わり連絡を入れる。
[終わった〜]
『貴大っ、おつかれ!』
花巻「!」
『?どーしたの?』
花巻「いや、まだいたんだ?」
『え、あー、うんっ、用事あった?ごめんね、コレだけ渡そうと思って!』
花巻「?うん、ありがと。」
女「マッキー!迎えに来たよ〜?」
車で現れる女。
及川「!!」
『貴大…?』
花巻「ごめん、もー、つまんないから別れよ。じゃーね、」
『そうだね、バイバイ』
最後まで何も気づかずですか?
つまらないよ
行かないでっていえばいいじゃん
まぁ、それでも行くけどね。
女の先輩の車に乗り込む。
ライトに照らされるあおいの顔。
初めて気づいた。
彼女が泣いていることに。
しまったとおもった。
車はゆっくりと動き出す。
及川があおいの頭を優しくなでる。
そして、口を動かす
「「後悔してもしらないから…」」
女「あら、さっきのカワイイ子泣いてたけど?なにかあったの?」
花巻「…べつに。」
あおいからもらった袋を開ける。
手紙と…グミ?
それと及川から?
なんだ?
あおいの手紙を開ける。