第41章 コウカイ
国見「いやぁ、まあ、」
岩泉「どんな天才がまじってても、勝ち進まなきゃ意味無いんだ。そして、どんなに勝ち進んでも実りあるものでなきゃ、悔いが残んだよ。」
『岩ちゃん、なんか、すごい事言ってるね(笑)』
及川「そっとしといてあげて。」
岩泉「例え、日本一になったって、悔いはのこるんだ。なんでだと思う?」
国見「??さぁ…」
岩泉「怠けた時間があるからだ。誰しも常日頃毎日を全力でやるなんて無理だ。だからこそ、やる時は全力でやるんだ。先のことなんてひとまずどうでもいい。目の前のことに200パーセントで尽くせ。」
金田一「岩泉さんかっけーっす!!」
『金田一くん頑張ってね♪』
金田一「ウッス!!また来てくださいね?」
『あはは(笑)』
国見「あおい先輩でも、悔いは残ってますか?」
全国級リベロなんて呼ばれても悔いが残んなら、どーやって頑張ればいーんだ。
『うん、残ってるよ。だって、栄光なんて一瞬だけだよ?』ふふっ
ふふっと、照れくさそうに笑うあおい先輩
国見「…。」
『そんな顔しないで!その栄光の為に頑張ったんだから!高校生限定ってやつよ!大学に行ってたらまた違ったのかも!』
国見「なんか、あおい先輩がいうと、気が抜ける。」
『な、なんでよーー』
国見「かわいい、」
『うるさい、かわいくない、』
国見「かわいいよ、ほら、」
『…。』むっ、
国見「ふふ、すねたとこもかわいい。」
『…!おいかわさぁあん、国見くんがいじめる、』
及川「こら、国見ちゃんっ、こんなカワイイ子をいじめないのっ!!」
国見「いや、かわいい。ってしか言ってないですよ。」
及川「…?ってぇえ、あおいちゃん、顔真っ赤。かわいすぎ、」
岩泉「お前らなにしてんの?あおいにチョッカイだしてんじゃねーぞぼけ。」
『もーみんな、だまって〜っ、、』
国見「あーあ、岩泉さんがいいこと言ったのにあおい先輩のせいで台無しー。」
『まって!元はといえば国見くんだからっ!』
国見「なにいってるんですか?」
『っ〜。』
後輩「あおいさん!」
『な、なに、っ。』
少し涙目で顔を赤くしてるあおい。
後輩「い、いや、、」
『う、あ、ごめん、なに?』
国見「ふっ、(笑)」