第37章 となりのまっつん
3年になって俺らの教室は暑苦しい。
なんたって、バレー部4人大集結だ。
及川と岩泉
俺と花巻
花巻「あぁぁあ〜。次はゲンダイブン。」
松川「テスト返却だからよくね?」
及川「あれ?マッキーは、現代文よくできたんじゃないの?」
花巻「女の子と掛けてんだよ〜」
松川「いや、お前満点取れないなら無理だよ。」
及川「なになに?彼女候補?」
花巻「まっつんのね。」
松川「いや、ちがくて。」
及川「どんな子なの?」
花巻「2年のあおいちゃんって子!」
岩泉「あー、高校からバレー部入ったって子か。」
及川「えええええ。勇気あるね…ウチ、男子も女子も強いのに…」
花巻「でも、もうスタメンで出てるっぽいぞ?」
及川「はぁ、なにそれ。チョー気になる。」
岩泉「で?なにを掛けたんだ?」
花巻「俺が勝ったら1発やらしてくださいっつったら、あおいちゃん、めっちゃ頭いい子でさ…現代文だけにしてもらったんだけど…」
及川「はめられたんだ?(笑)」
花巻「そーーー!得意教科…満点取れるとか…テスト終わった後に言い出して…」
先生「花巻。今回はよく頑張ったなぁ、」
花巻のテスト受け取り番がきた。
よく出来ていたらしい。
花巻「うぅ〜…」
及川「何点だったの?」
花巻「ま、まだみてない。」
松川「かして。」
パラっ、
いとも簡単に点数をopenにしてしまった
松川。
松川「92点…。」
花巻「おおおおおっ、いけるかな?!!!」
及川「マッキー頑張ったね?!」
得意教科は英語と数学なのに…
くっそ苦手な現代文。
この点数は思わずにやける…。
松川「点数聞いてみっか。」
松川はLINEをいじり始める。
[現文何点だった?]
[98🐰]
岩泉「なんて?」
松川「98点だって。なんか、ウサギまでついてきた。」
[なにそのウサギ]
[マッキーさん(笑)]
[マッキーに言っとく]
[だめ〜。まっつんさんはどうだったんですか?]
先生「松川〜。」
松川「あ、俺の番だ。」
先生「はい、学年トップ!」
松川「…98点かよ。」
岩泉「お前満点また逃したのか?」
花巻「はっ、俺今回頑張ったのに!!現代文勉強してないまっつんに負けるとか…」