第34章 年下のキミ。
西谷side
今日から朝練だって言ってたから早く来たけど
バレー部の体育館からしか音が聞こえない。
たぶん翔陽達だろう。
ガラガラっ!!!
西谷「おーっす!お前らあおいさんみなかったか!」
『あ。おはよ。』
西谷「あおいさんっ?!なにしてるんっすか?」
『バレーボール。楽しいね?』
影山「うっす!」
日向「ノヤっさんっ!!はざまーっす!!」
西谷「朝練は?」
影山「顧問のせいで延期になったらしいっす」
西谷はあおいと影山を交互に見ていた。
そして…
ムッとした顔をして…
西谷「おい影山っ!嫉妬するからあおいの横に並ぶなっ!」
ほっぺたを膨らます西谷。
影山「うっす?」
よくわからないけどあおいから離れる影山。
西谷「あおいさん、ここに立って!!」
『??』
よくわからないけど体育館から一歩外に出て立つ。
西谷は一段駆け上がり体育館の中に入る。
西谷「目線。同じくらい。」
そういって、あおいさんにキスをした。
ちゅっ、
日向「!?!?!!!!/////」
影山「!!!」
胸がチクリと痛む。
さっき頭を軽く撫でられた時の感覚が
嫌というほど蘇る。
あぁ、俺、一目惚れかなんかでも
してたのかな
と、影山
西谷「これで許すっ!」
『…。』
後輩にそんな事言われたら…
『かわいいなぁ、もお。』
一段駆け上がり西谷より大きくなる。
そのまま、抱きしめて。
ぎゅっ、
『ははっ、夕は、ちっちゃい方が好きだな。』
そういって、頭をなでる。
西谷「〜っ!!/////う、うるさいっ。」
まだまだ、西谷があおいさんの前を歩くのは先みたい。
…
…
…
end