第33章 大人なりの愛し方
溝口「ほんっと、世話焼ける。」
『がーーんっ。パパぁ。』
溝口「パパってゆーな。」
ったく。
目ぇ離したら油断も隙もねぇやつだからなっ
仕方なく俺がそばにいてやってんのに。
いつの間にか
俺だけ本気になって。
クソガキに振り回されてる気分。
『ねー、ぱぱぁ、』
そう言って横に座る宮本。
溝口「次パパっつったら、キスすんぞ?」
『何言ってんの溝口くん。彼女いないくせに!』
べーーっ、
溝口「くっそ、てんめぇ!!(笑)」
意地悪そうに笑う宮本。
俺の冗談も軽く交わすお前。
ムカつくけど。
これからも俺がそばにいてやる。
…
……
後日…
松川「ねぇ、溝口くん」
溝口「ん?」
松川「あおいと付き合ってるの?」
溝口「は?付き合ってねぇし」
松川「だよね。」
溝口「うん。なんで?」
松川「いや。あおいが溝口くんの話しかしないから。」
溝口「あいつも、なんだかんだで、可愛いところあるよな。」
花巻「うげっ、溝口くん…好きなの?!」
溝口「さぁな!(笑)ほら!練習すんぞっ!!!」
花巻「ええええ!!気になるうう、〜っ、!!」
…
…
…
end