第28章 2人の夜久
…
ピピピっ
ピピピっ
ピピピっ
…
黒尾「っるせぇ、…」
あおいがいなくなって5日目
黒尾「おーい、夜久起きろ。」
夜久「すー、、すー、、」
黒尾「起きねぇとキスすんぞ。」
夜久「すー、、…ふー、」
黒尾「さん、にー、いち…ぜろ。」
ちゅっ、
くちゅっ、
夜久「っん!!!?!?!!」
黒尾「あ、起きた。」
夜久「ふざけんなっつーの!ばか!!」
黒尾「いやまて、俺はちゃんと起こしたぞ?カウントダウンもしたしっ!」
夜久「はぁ…朝から…ヤローとキスかよ…やめてくれ…」
…
……
学校
山本「はざまーっす!!」
黒尾「おー、はよ、」
夜久「ふんっ、」
山本「黒尾サン、夜久さん、どーしたんっすか?」
黒尾「んー、(笑)」
山本「??」
黒尾「まぁ、いろいろあったんだよ(笑)」
夜久「いろいろじゃねぇだろっ!お前のせいだっつーの!!」
山本「??」
黒尾「まぁまあ(笑)」
山本「黒尾サンなんかしたんっすか?」
黒尾「んー、べつに?(笑)」
孤爪「クロ変態。」
黒尾「ぐぁ!お前いつからいたんだよ!」
孤爪「ちょっとまえ。一応おはようって言ったし…」
夜久「研磨~。コイツどーにかしてくれよ。」
孤爪「ちょっと無理。」
黒尾「まぁまあ、いいじゃねぇかっ、なっ、おにぃちゃん?(笑)」
夜久「ぐぁぁあ!やめろ!さわんなっ!」
山本「研磨、黒尾サンが何したか知ってんのか?」
孤爪「うん。だいたいわかる。」
山本「え?なになに?」
孤爪「知らない方がいい事ってあるから…」
山本「そ、そうか?」
孤爪「うん。」
山本はこの日1日ずっと気になって、授業中も寝ずに考え事をしていたのである。
一方夜久と黒尾は1日中ギャーギャー騒いだのでした。
…
夜久「ただいまー…って、だれもいねぇか。」
黒尾に付きまとわれていつもの倍疲れた…
ったく。
『あれ?おにーちゃん、おそかったね!』
?!
夜久「え?お前、1週間いないんじゃねぇの?」
『え?なにいってんの?1週間の終わりは金曜日でしょ?金曜日に帰ってくる~って意味だったんだけど?』
夜久「はぁっ?!1週間っつったら、7日間って意味だろ!!」