第28章 2人の夜久
次の日
黒尾「よー。夜久。なぁ、あおいいつ帰ってくんだっけ?」
夜久「1週間後。なんで?」
黒尾「あーーー。そんな待てねぇぇえええ!」
夜久「なにが?」
黒尾「いや、もうすぐ5ヶ月記念日なわけよ。俺の中で5ヶ月たったら、何してもいいっていうポリシーがありますのね。」
夜久「なにそれ。」
黒尾「ほら、世間一般的には3ヶ月で手ぇ出していいってなってんじゃん?」
夜久「あー、んーー。まぁ、そーだな。」
黒尾「俺の中では5ヶ月なわけよ。」
夜久「え?まだヤってなかったんだ?」
黒尾「おう。紳士だから。」
夜久「どこがだよ。」
黒尾「はぁぁぁあ。」
夜久「ほら、授業はじまんぞ。」
…
……
……
あおいがいなくなって二日目
黒尾「夜久。はよ。」
夜久「うっす!」
黒尾「なぁ、お前あおいと連絡とってる?」
夜久「とってねぇけど?」
黒尾「まじか~。ならまだいいか。」
夜久「なんで?」
黒尾「あいつ、LINEかえしてくんねぇの。」
夜久「あー、アイツ体力ねぇもんな。練習とかすぐバテて1人で死んでっから、(笑)」
黒尾「夜久くん。君は妹の話をする時は楽しそうだね。」
夜久「いや、普通だろ。変な感じにすんなぼけ」
黒尾「へいへいっ。あーーーー、もうだいぶ会ってねぇ気ぃする。」
夜久「まだ二日目ですけど?」
黒尾「んーー。だな。」
…
……
昼休み
黒尾「やーくーやーくー、やく。」
夜久「え?なに…キモイ」
黒尾「なんでもねぇよ。キモイとかゆーな」
…
……
部活後
俺が部室で着替えていた。
つか、みんな着替えてた。
そんな中で俺をジッとみるやつ。
夜久「おい、黒尾こっちみんな、」
黒尾「お前…ほっせぇよな。」
夜久「だからなんだよ。」
黒尾「いやぁ、あおいも、そんなほっせぇのかなと思って。」
夜久「しらねぇよ。」
灰羽「あおいって、だれっすか?」
山本「夜久さんの、双子の妹!!お前見たことないっけ?」
灰羽「はいっ、ないっす!双子ってことは、やっぱ、似てるんですか?」
山本「おう!!!見分けつかねぇっ!あとな!妹さんは、バスケの国体選手だっ!!」