第25章 いわいずみはじめ。
次の日
あおいside
んーっ!!よし!!
早起きできたっ!
晴れてる!!
ランニングしよーっと。
っし!!
好きな音楽聞きながら走ると苦じゃない。
走るスピードがだんだん上がって…
楽しくなる。
?「っはぁあっ!おいっ!」
『!!!』
誰かに肩をガッと掴まれる。
松川「ったく~、はえーんだよ。」
『あぁ、松川くんでしたか。どーしたの?朝早く』
松川「ランニングで。今お前にサラッと越されたとこ。」
『まぁ、バスケ部とバレー部じゃ、走ってる量がちがうからねぇ(笑)』
松川「それでも、男が女に負けるのは結構屈辱だな。」
『なにいってんの?(笑)世界陸上選手にでも?(笑)』
松川「あー、うん、(笑)たぶん。」
『松川ってあほだよね(笑)』
松川「そーか?」
『うん。(笑)』
松川「つーか、やっぱ、おまえ、でけぇな。(笑)」
『ははっ(笑)そーかな?(笑)』
松川「うん、でけぇよ(笑)何センチ?」
『175ちょいかな?』
松川「でっけぇ(笑)」
『いま、松川の隣にいるからあんまりわかんないや(笑)』
松川「俺ぐらいの身長がお前にはちょーどいいんだよ(笑)」
『はじめくんと、5センチも変わんないもん(笑)』
松川「あいつ、ちっちぇーもんな(笑)」
『んー、でも、顔が近いのってドキドキするよ~♪』
松川「それって、どんくらい?このくらい?」
ぐいっ
宮本の顔にグッと近づいてみる。
すると。
『んーん、このくらい。』
すっ、
宮本はおれのTシャツの下の方を、ぐぃっと、ひっぱって。顔を近づけた。
松川「っ、!」
『どう?!ドキドキする距離でしょ?!(笑)』
これが好きな人と思うとキュンキュンしちゃうんだよ~
と、ヘラヘラ笑う宮本。
いや、好きとかじゃなくて、
普通に
きゅんってした。
心臓バクバクなんだけど。
『松川?顔赤いよ?無理してない?』