第20章 赤葦くんって…
俺はbacknumberっていう。バンドが好き。
なんていうか。
あの、苦しそうな感じ?
必死な感じが好き。
あの歌声と
歌詞。
魅力的な。
俺の思考回路をくすぶる。
ー高嶺の花子さんー
っていう曲がある。
悪い意味で夏の魔法的なもので
舞い上がってましたって
怖すぎる
オチばかりうかんできて。
…
っていう歌詞がある。
夏の魔法的なものなのか。
吊り橋効果的な…
そう。
きっと俺は
もう
彼女に夢中。
あぁ、
ここを出てから
ちゃんと深呼吸をしてから
伝えよう
好きです。
付き合ってください。
って。
…
……