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シャングリラ  【サイコパスR18】

第41章 溺れる夜


―――――ちゅ、ちゅく、ぴちゃ、ちゅ。
 私の口から、いやらしい水音が漏れる。でも、それ以上に扇情的な、秀星くんの喘ぎ声。
「――――ぷ、は……、秀星くん、きもち、いい――――?」
 秀星くんのアソコから、一旦手と口を離して、問うてみる。
「―――――ん、ぅん。悠里ちゃ、ん……、すっげー、きもちいい……。」
 秀星くんは、蕩けたような表情で、私を見つめてきた。その顔に、私は背中がゾクゾクした。
―――――好き。秀星くん、大好き。
 私は、再び秀星くんのアソコを口に含んだ。……、どこが、気持ちいいんだろう……。全然分かんないけど、秀星くんが少しでも、気持ちよくなってくれたら、それでいい。
「ちょ、ぁ、そこ、だ、ダメだって、悠里、ちゃ――――――!?」
 秀星くんの切羽詰まったような、そんな声が聞こえたと思ったら、私の口の中に、液体が放たれた。
「ん、んぐ―――――!?」
 秀星くんの液体が、私の口の中いっぱいに広がる。
「ァ、―――――ハァ、ハァ……、悠里、ちゃん……、ご、ごめ……。」
 秀星くんは、軽く果ててしまったようで、肩で息をしている。
 私は、口の中の秀星くんの液体をこくんと飲んだ。
「――――!?ちょ、悠里ちゃん!?」
 その音に気付いたらしく、秀星くんは慌ててその上体を起こした。
「……なに?」
「何?じゃないし!何てモン飲んでんの!?」
「え?だめ、なの……?」
「い、いや……、ダメってコトは無いけど、さ……。無いけど……、うん。」
 秀星くんは、口をもごもごさせている。
「嫌、だった……?」
「そんなコト無い!……、けど……。」
「?」
「……、はぁ……。まぁ、いっか。悠里ちゃん、大好き。」
 腕を引かれて、秀星くんはベッドに、私は秀星くんの上に倒れ込んだ。
 再び感じる、秀星くんの体温。
「私も、大好き、秀星くん。」
 秀星くんに抱き寄せられる。幸せ。そのうちに、体が重くなってきた。興奮していて気付かなかっただけで、泣き喚(わめ)いたし、体はとっくに限界を超えて疲れていたのかもしれない。

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