第7章 あとがき
「結」という名前にも色々な意味を持たせています。
最終章のヒロインという事で結末を意味する「結」。
千景様が最後に選んだ女性で、2人が結ばれる事を意味する「結」。
ストーリーに関わる名前にしてしまった事で読者様が名前変換された場合に謎な描写が出てしまう結果になって申し訳ありません(汗)
「はい。結ぶ……の一文字で○○です。」
「終いの○○だな。……成程、今宵の俺には相応しい。」
特にこの2つの台詞、興醒めさせてしまったでしょうね…本当にごめんなさい。
しかも千景様がなかなか結ちゃんの名前を呼んでくれない(笑)
ずっと「お前」でしたね~。
沖田さんなんか事ある毎に「有希ちゃん」「有希ちゃん」だったから読者様も感情移入しやすかったのでは…と思いますが、この章は名前変換機能をあまり駆使出来てなくてこちらも申し訳なく思っております。
ですのでラストに近付くにつれ、千景様がちょっと不自然なくらい結ちゃんの名前を呼ぶ仕様になっています。
さあ、お互いが過去に愛した相手に似た人に出会っちゃいました。
千景様にしてみれば、ついさっきまで想いを馳せていた有希ちゃんに似てる結ちゃんが現れて、つい邪な感情を持ってしまうのも無理はありませんね。
結ちゃんは逆に忘れたくて仕方がない男に似た千景様の相手をしなくちゃいけなくて、「なんて日だ!」って感じ。
しかし、千景様に似てる人って……どんだけ男前だよ!!
そして千景様に煽られた結ちゃん、元来の気の強さも手伝って千景様を攻める攻める。
有希ちゃんに顔が似てるっていうのも大きなポイントだとは思うけど、千景様を口だけで×××って………すげえな、結ちゃん(笑)
ここで千景様が大失態をおかしてしまいます。
何とその瞬間に有希ちゃんの名前を呼んじゃう。
これ、女子的にダメ、絶対ダメ!
そりゃもう結ちゃんもキレるわ~。