第7章 あとがき
有希ちゃんが死んじゃったシーンを書き終わって、チェックして、ここにアップする時……本当に迷ったんです。
いいの?本当にいいの?終わっちゃうよ?……って。
それで結局勇気を振り絞ってアップした瞬間、あああああっ…有希ちゃんが死んじゃったああああ……って。
馬鹿ですね、自分で書いてるクセに。
もうその後は自分でもどんな思いで書いたのか、よく覚えてないです。
沖田さんが勝手に動き出してしまって、ラストまで突き進んじゃった感じ。
唯一、作者の中で譲れない想いがあって表現したのは、有希ちゃんの仇討ちを終わらせてもまだ有希ちゃんが死んだ事を受け入れられない沖田さんが、二人で見る約束をしていた桜の前でやっとその事実を受け入れられたシーンです。
そうしてあげないと沖田さんが可哀想過ぎると思ったから。
結局最後は沖田さんがどうなったのか曖昧なままで終わらせました。
はっきり書きたくなかった…っていう気持ちもありますけど、この後、沖田さんはどうするのか本当に分からなかったんですよ。
だからここでは曖昧にしておいて、次の第6章で土方さんと千景様に沖田さんについて少し触れてもらおうって決めました。
まあ、そこでもあまりはっきりとはさせていませんが…(笑)
もうこれで沖田さんと有希ちゃんの物語が書けないんだなぁって思うと、もの凄く寂しいです。
もっともっと2人のお話を書きたかった。
まさか自分でもこんなに後悔するなんて思ってもいなかったよ(涙)
沖田さんと有希ちゃんと、沖田さんの幸せを願って下さった読者の皆様にもう一度……本当にごめんなさい。
あ……でもパラレルワールド的に、2人のメチャメチャ幸せなお話を創っちゃうってのもアリかな?
もし、そういうお話が出来たら……また読んでもらえますか?