第7章 あとがき
お互いの想いは通じ合わないまま、結局は実家に帰っちゃう志信ちゃん。
志信ちゃんが平助くんの前から居なくなっちゃった間に、新選組の屯所では有希ちゃんが記憶を取り戻して大わらわ。
そうなればキングオブ脇役、斎藤一の登場ですよ♪
御陵衛士内でのスパイ活動を土方さんに報告に行った斎藤さんが有希ちゃんに会って、平助くんに対する有希ちゃんの想いを聞いてきてくれます。
この辺りの詳細は~最愛~をご覧下さい(笑)
斎藤さんから有希ちゃんの想いを伝えてもらった平助くんは「じゃあもう俺、幸せになってもOK?」ってな感じです。
そうなったらもう志信ちゃんが欲しくて溜まんない。
そこに上手い具合に志信ちゃんが帰って来てくれたもんだから……そりゃもうする事はひとつですよね♥
でもまずは「お前はまだ、俺の事……好き?」って確認する平助くん。
そう、確認は大事だよ(←しつこい?)
やっと想いが通じあった2人が結ばれる場面。
正直、腕が鳴りました~♪
~君ノ記憶~では平助くんの一方的な欲望を有希ちゃんにぶつけるだけでしたが、今回は両想いなんです!
それはそれは素敵に仕上げてあげなくては……と思いました。
だから平助くんと志信ちゃんを、どちらが優位に立つ事無く描いています。
平助くん攻め→志信ちゃん攻め→一緒に♥♥♥…って感じです。
そしてやっぱり平助くんが早かった?
でも平助くんは「質」より「量」でしょう!
この先、大変だろうけど頑張れ志信ちゃん(笑)
もう一度言いますが、とにかく平助くんを幸せにしてあげたくて仕上げたお話。
ハッピーエンドに落ち着いてやれやれでした。
しかし…お気付きの方もいらっしゃると思いますが、時系列で考えるとこの後「油小路の変」が起こります。
平助くんも「嵐が来る」と何となく予感していますが、「油小路の変」に平助くんはガッツリ捲き込まれますので、純粋なハッピーエンドではないのかもしれません。
でももう、平助くんの隣には志信ちゃんが居てくれてますから、きっと2人で乗り越えて行ってくれるでしょう。
こんな感じで終わった平助くん編……いかがでしたか?