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薄桜鬼~いと小さき君の為に~

第1章 情けない狼~土方歳三編~


葛葉の脚を割って身体を差し込む。

秘裂に擦り付けた牡茎は、先走りをだらだらと滴らせて、どくどくと脈打ってやがる。

みっともねえと思いながらも、この甘い誘惑には抗えない。

時間を掛けて葛葉の身体に負担をかけてしまうより、一瞬で終わらせてやった方が良いだろうと俺は葛葉の背中に腕を回し抱き抱えた。

葛葉の身体は怯えるようにかたかたと震えている。

「怖いなら俺にしがみ付いていろ。
 意識……飛ばすなよ。」

「……………ん」

「一気に行くぞ………いいな?」

葛葉の腕が俺の背中に回されてから、俺は力強くで腰を沈めた。

ずぶずぶと埋め込まれた牡茎の先端にぷつりと何かがぶつかったような感触が有り、それを越えると中からじわりと生温かいものが溢れ出す。

「……………ひっ……う」

葛葉は短い悲鳴を上げ、俺の背中にぎりぎりと爪を食い込ませたが、今の俺にはその痛みすら快感だった。

「葛葉………辛いか?」

「…………ううん。………嬉しい。」

「ああ……これで正真正銘、俺がお前の初めての男だ。」

葛葉はぽろぽろと涙を溢して微笑んだ。

葛葉の中は思った以上に狭く、熱い程の熱を持って俺をぎゅうぎゅうと締め付ける。

「………くっ…」

耐えきれず声を漏らすと、葛葉は心配そうに俺の頬に手を添えた。

「歳さん………」

「……悪い。ちょっと耐えられそうにねえ。
 動いても……いいか?」

こくりと頷いた葛葉の目を見つめながら

「お前の中が良過ぎるからな……。
 大丈夫……直ぐ終わる。」

俺はゆっくりと葛葉の膣壁で俺自身を擦り上げた。

「………あっ……んんっ………歳さ…ん……」

葛葉は俺の首に腕を回し、縋り付いて俺の名を呼ぶ。

「……は…………うっ…」

その行為すらが吐精感を煽り、俺はあっさりと限界を迎え葛葉の中に欲望の全てを吐き出した。
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