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砂時計【菅原孝支】

第2章 それは「昔」の「過ち」と「傷」が作り上げたモノ





と出会ったのは中学の時。
中1から中3まで同じクラスと言う、偶然なのか必然なのかよくわからない奇跡が生み出した結果によって、
俺と彼女は、仲のいいクラスメイトから恋人同士へと発展した。

と言っても、付き合ったのは中3の9月からだ。
そして別れたのは中3の12月。
付き合ってわずか3ヶ月で別れた。
クリスマス・イブの前日だった。

そんな俺達の「昔」の話をしよう。


中学性と言う生き物は、
間違いや勘違いを繰り返して、
競争や衝突を繰り返して、
正しいものと正しくないものの区別もつかぬまま、
日々の青春を過ごしていく。

俺たちもそうだった。

たくさん間違った。
たくさん傷つけた。
たくさん泣かせた。
たくさん…………………。


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