第16章 真実
ザワザワ…
カランカラン
横渋村安錦大「いらっしゃいませ~」
錦「あっ‼じぃちゃんやん」
じ「空いてる??」
村「カウンターでええ??」
じ「おん」
村「なら、空いてるところ座ってもらってかまへんで」
カチャカチャッ
じ「相変わらずの多さやな」
大「でも慣れてきたのもあるから、だいぶ落ち着いてん」
錦「すばるくんもホールに立つようになったし」
渋「前から立ってたやんけ」
大「ウソや~‼連絡先聞かれるからって、ずっと皿洗いしてたやん」
渋「……」
じ「(笑)」
村「で??何かあったん??」
じ「どういうことや??」
村「じぃちゃんが来るなんて、なんかあったからやろ??」
じ「…相変わらず信五くんは察しがええな」
渋「よすぎて困るわ」
バシッ
村「俺には行き当たりばったりのお前に困るわ」
錦大「(笑)」
じ「ところで、ちゃんは見つかったか??」
大「いいや…手がかりすらないねん…」
渋「事件とかに巻き込まれたりしてたらええけど…」
じ「それなら、大丈夫や」
村「なんで分かるん??」
じ「うちにおるで」
渋村錦大「はぁ~!?!?」
渋「前に家行ったときにおらんって言ってたやんか」
じ「みんなには言わんって約束やからな」
大「迎えに行ってもええ??」
じ「それはアカンよ。気がすむまでおってエエって言ってるから。気持ちを整理する時間も必要やろ??」
村「せやけど…」
じ「とにかく‼ちゃんは無事やから。それに、おる間は手作りのスイーツを堪能できるし」
大「えっ…セコい。俺もちゃんのスイーツ食べたい…」
渋村錦じ「(笑)」
じ「とにかく、元気にはしてるから。それだけ。ほな、お金置いとくな。ごちそうさま」
カランカラン
村「無事やったんや…」
大「横山くんとヤスと丸に教えたらな‼」
錦「せやな」
渋「迎えに行くなとは言われたけど…みんなで迎えに行こうか」
村錦大「おん‼」