第11章 はじめてのお休み
トントン
「は~い」
安「俺。ちょっとええ??」
「うん…」
ガチャッ
「どしたん??」
安「それはこっちの台詞。何かあったん??」
「…」
安「みんな心配してたで。何かあったんやろ??」
「…うん」
安「聞いた方がええ??それとも、そっとしといた方がええ??」
「…そういいながら、そっとしておけないから来たんでしょ??」
安「バレた??(笑)」
「バレバレ(笑)中、入ったら??」
安「じゃぁ、遠慮なく」
ガチャンッ
安「で。本題やねんけど」
「…みんなにはまだ言わないでおいてくれる??」
安「内容によるけど」
「駅前の本屋で買い物してたら、花鳥 風月に会ってん」
安「はっ!?!?たまたまやんな??」
「うん。前の仕事の時から連絡取り合ったりとかもしてなかったから、偶然だと思う」
安「ここで働いてるのは??」
「バレてないよ。ただ…バレるのも時間の問題だと思う」
安「バレたら厄介やな…」
「うん。…せっかく、みんなのおかげで少しづつみんなのことを信用できるようになってきたのに…。もし、またあんなことがおきたら…」
安「大丈夫。俺は絶対に裏切ったりせえへんから」
「章大にはいつも助けられてばっかりだね」
安「当たり前やろ。大切な幼馴染みやから」
「ありがとう(笑)」
安「みんなには??言った方がええんちゃう??」
「うん…。でも、今は話す時期やないと思うよ。また、何かのタイミングで話しするよ」
安「がそう思ってるんやったら、今は俺からは言わんとく。でも、いつかはちゃんと話しするんやで。特に、渋やん達年上組には」
「せやね…」
安「とにかく。この近くで会ったってことは、また会う可能性があるんやから、気を付けるんやで」
「分かってる。章大、ありがとう」
安「いいえ~☆」