第10章 リニューアルオープン
大「ちゃん、今、何時~??」
渋「10時45分」
大「もう‼ちゃんに聞いたのに」
村「残念やったな(笑)」
渋「ちゃん、そろそろ表に看板だしてきて」
「は~い‼」
カランカランッ
大「なんでぇ~」
村「無意識ではあるやろうけど…(笑)」
渋「まあ、がんばれや(笑)」
大「ライバル多すぎやわ…」
カランカランッ
「大変大変‼」
村「どないしてん??」
渋「なんかあったんか??」
「表に看板だしに行ったら、学生さんらしき人が何人かいて、何時からですかって聞かれちゃった‼」
渋「はっ??お客さん待ってるってことか??」
大「学生さんってことは、朝にがんばってビラ配りした2人の成果やね」
村「帰ってきたらビックリするやろうな」
「早く帰ってこないかな??」
大「せやね。そろそろ時間ちゃう??」
村「ほんまやな。すばる、ちゃんと分かってんのか??」
渋「なにがや」
村「オーダーのとりかたとかや」
渋「それぐらいできるわ。ドリンク聞けばいいんやろ??」
「あと、ドリンクとスイーツはいつ出したらいいかもね」
大「オーダー取りに行くときに、お水とスプーンとかのカゴ持って行くねんで」
渋「……」
村大「オーナー、大丈夫!?!?」
渋「…そんなん、なんとかなるわ‼」
「信ちゃん、フォローよろしくね」
大「こういうときに、横山くんと村上くんのスゴさが分かるわ」
村「せやろ…まぁ、目に余るようやったら助けるわ」
渋「おまっ…みんなしてなんやねん‼」
村「お前がもう少ししっかりしてくれたらええねん。そろそろ時間やで」
大「オーナー、お店開けてきて‼(笑)」
「オーナー、頑張ろうね‼(笑)」
渋「オーナー、オーナーって、なんやねん‼」
村「ほら、オーナー、はよせえ(笑)」
渋「ヒナまで…お前ら、なんやねんな‼」
バシッ
村「ええから、はよ開けてこいや‼」
渋「へーへー」
カランカランッ
渋「今から喫茶∞、オープンです」