第10章 リニューアルオープン
カチャカチャ…
「信ちゃん、これくらい用意してたら大丈夫かな??」
村「ランチ用のは??」
「今日はプリンにしてみた‼それはできたよ」
村「たぶん、大丈夫やろ。逆に余ったら困るし」
大「あまったら、丸呼んだらすぐ来るんちゃう??」
村「あいつなら来るな(笑)」
カランカランッ
横安「ただいま~」
村大「おかえり~」
村「どうやった??」
横「ちゃんの言う通り、この時間、通勤通学の人が多かったから、チラシすぐに捌けたわ」
安「しかも、よこちょメッチャ声かけられてたし」
大「横山くん、しゃべらんかったら男前やからね」
横「どういう意味じゃ‼」
村「中身残念ってことやろ」
横「残念言うな‼」
村安大「(笑)」
横「そういえば、すばるは??」
「まだ降りてきてないけど…」
村「ホンマにアイツは……すばるー‼」
ガチャッ
渋「なんやねん」
村「なんねんちゃうわ。今日ぐらいはよ起きてこいや」
渋「起きてたわ」
村「なら、はよ降りてこいや」
渋「お前は朝からヤンヤヤンヤうるさいねん」
村「そうさせてんのはお前やろ」
渋「はいはい……ん」
ドサッ
安「渋やん、何これ??」
大「開けてええ??」
渋「エエで」
大「何??カラフルな…エプロン??」
渋「せやで。おーくらとちゃんは料理するからビブエプロン、あとはサロンエプロンや。青がヤス、黄が亮、紫がヒナ、橙が丸、緑がおーくら、黒が横、桃がちゃん、赤がオレや」
安「わ~‼しかもポケットにイニシャル入っとる‼」
横「いつ作ってん??」
渋「そんなん、秘密や(笑)」
「すばるくん、ありがとう‼」
横村安大「ありがとうな‼」
渋「はいはい。さてと…やっとここまできたな」
村「長かったな…」
「お客さん、来てくれるかな??」
大「どうやろね」
安「そこは、うん。て言うたりや」
大「そんなん、分からへんやん。最近のチンパンジーには予知能力あんのか??」
安「チンパンジーちゃう‼」
横渋村大「(笑)」
村「よっしゃ‼いっちょ、やったろか‼」
横渋安大「オー‼」