第8章 引っ越し
ガラガラ
渋「じぃちゃ~ん、トラック返しに来たで‼」
じ「外、暑かったやろ。お茶でもいれるから上がり~‼」
渋「おおきにー‼でも、大人数やで‼」
じ「お客さんかいな??ほな、縁側開けるからそっちから行きー‼」
渋「分かった~‼」
渋「ジャマすんで。もう、あっついわー」
じ「すばるはもう少し体力つけなあかんで」
渋「努力する気持ちはあんねんで」
村「気持ちだけではなんともなれへんけどな」
横渋村じ「(笑)」
じ「3人もそんなところおらんと上がって、お茶でも飲み」
安大「おじゃまします」
じ「今日はこんな大人数でどないしたん??」
村「店をリニューアルして、一緒に働く仲間やねん」
安「安田 章大です」
大「大倉 忠義です」
「 です」
じ「すばるの祖父です」
横「主におーくらとちゃんがキッチンたってくれるから畑にはあんまり顔だされへんと思うけど、俺ら3人と安と今日来てない2人は交代で来るから」
じ「すばる、一気にこんな大人数で大丈夫なんか??」
渋「大丈夫やろ。みんな知らない仲やないし。それに、こいつらのお陰で店が息を吹き返してる感じがすんねん」
横「俺らやと気付けへんかったことによく気づいてくれるし」
村「年下のクセに、たまに俺ら叱ってるし」
横渋村安大じ「(笑)」
じ「なら、心配なさそうやな。今度、お店寄らせてもらうから」
横「日曜以外は開けてるから。おーくらの飯食うんやったら平日、ヒナの飯食うんやったら土曜やで」
じ「なら、平日に行くわ」
渋「そうしそうし。ヒナより本格的なランチ食えるで」
村「どういう意味や‼」
渋「それを俺に言わすんか‼」
じ「まぁまぁ。また信五くんのナポリタンも食べに行くから」
村「おーきに‼」
渋「そうやって、ゴリラを甘やかしたらあかん‼」
バシッ
村「誰がゴリラや‼」
渋「イタっ‼おまっ‼何すんねん‼」
バンバンッ
横「所構わずケンカすんのやめや」
じ「それだけ仲いいってことやろ」
横「せやな(笑)…そろそろ帰ろうか。おーくら、荷物片付けなアカンやろ」
大「おん」
渋「んじゃ、また来るわ」
横村安大「おじゃましました~」
じ「気を付けて帰るんやで」