第5章 ペンキ塗り
横「脚立が3脚あるから3人が上を塗って、2人が下、2人がドア塗ろか」
渋「俺らは背に限界があるんから、おっきいやつらが上塗れや」
安「俺らって、俺も??」
渋「お前以外に誰がおんねん」
安「せやな(笑)」
渋「ちゃんも危ない仕事させるわけにはいけへんし」
「私、別に大丈夫やけど…」
村「アカンアカン‼こんだけ男がおんねんから自ら危ない仕事させられへんよ」
丸「俺、上でもいいよ」
村「なら、横、丸、俺で上塗るわ」
安「俺、亮と下塗ろか??」
錦「せやな」
渋「なら、俺とちゃんでドアやな」
「うん‼」
錦「おーくらはどないするん??」
村「そんなん、来たときに考えたらええやろ」
錦「それもそうやな(笑)」
横「なら、始めよか。暑いから、ちょこちょこ休んでかまへんから。ムリと怪我だけはせんように‼」
渋村安丸錦「は~い‼」
カランカランッ
「すばるくん、このドアって外せる??」
渋「なんで??」
「外した方がきれいに塗れそうやない??しかも、邪魔になれへんし」
錦「このドアやったら、たぶん外せるで。章ちゃ~ん‼ドライバーない??」
安「そんなん、ないよ~」
横「店にあったんちゃうかな??探してくるわ」
錦「横山くん、ゴメンなぁ…」
丸「ヤスー、ここにテープ貼って‼」
安「はいは~い‼」
渋「ヤス、人気者やな(笑)」
錦「ただ、使われてるだけやん(笑)」
「丸ちゃんにまで使われるって…(笑)」
横「どっくん、あったで。これでええ??」
錦「おん。ありがとう」
村「どっち側から塗っていったらええ??」
横「上は左からかな。ドア外すまでちょっと待って」
村「あいよ~‼」
ガチャンッ
錦「外れたで」
渋「どこで塗る??」
横「どうせ車なんか通れへんのやから、その辺にシート敷いてからやったら??」
「せやね。どこかにシートある??」
村「シートなら、屋上に置いてるはずやで」
渋「なら、取ってくるわ」