第20章 未来へ
ジャー…カチャカチャ…
村「用意してもらって、片付けまでさせてごめんなぁ」
「大丈夫だよ。楽しかったし」
横「ヒナ、みんなに布団かけてきたで??」
村「ありがとな。コーヒーでもいれようか??」
「やった♪お願いしま~す」
カタンッ
村「おまちどさん」
横「いただきます」
村「あっという間やったな」
横「潰れかけてたこの店にすばるがヤスとちゃんが来て」
「丸ちゃんと亮ちゃんとたっちょんがペンキ塗り手伝いに来て」
村「そこからやもんな…みんなが手伝ってくれへんかったら、ホンマに俺らアカンかったかもしれへん」
「いろんなことあったね」
村「ケンカもしたし」
横「仲良しこよしだけやったらあかんしな」
「誰も見向きもしなかったこの喫茶店が今では行列のできる喫茶店だよ」
村「これでよかったんかな??」
横「誰もがくつろげるようなそんな喫茶店…」
「女の子が圧倒的に多いけど、商店街の人とか常連さんいるよ??」
横「すばるがやめるって言えへんから、近づいてるってことやろな」
村「ホンマにみんなのおかげやな。ありがとな」
「私の方こそありがとうだよ。ここに居場所作ってもらえたし」
横「お店は大変やけど、こうやってたまにはハメ外せるんも、みんなが頑張ってくれてるからやし」
村「これからも、よろしくな(笑)」
「こちらこそ(笑)」
安「…まだ起きてたん??」
村「片付けしてたからな」
安「あっ…ごめんなぁ…。しかも、布団まで…」
横「大丈夫やで。俺らもそろそろ寝ようと思ってたし」
「私も誰かに入れてもらおっかな~」
村「ここで寝てもええけど、それはアカンっ‼」
「分かってるって(笑)おやすみ~」
横村安「おやすみ~」