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奇跡 【ケロロ軍曹】

第23章 目覚め




キアラ「きゅ♪きゅ♪(好き好き好き~^^」

恵土「よしよぉ~し!^^(なでなで」

頬ずりしながら尻尾をちぎれんがばかりに降るキアラ

に対し、とっても嬉しそうにキアラを撫でまわす恵土…


ドロロ「ぶちっ)…」

恵土「いい子いい子~^^//♪」

キアラ「きゅうっきゅ~う^^//♪」

頬ずりしまくるキアラに、なでなでしまくる恵土…


その姿に

ドロロの怒りの沸点は、全てを飛び越えた…;


ドロロ「ゴゴゴゴゴゴゴ)…恵土殿」

恵土「ん?」


ドロロ「…恵土殿は、拙者よりも

その、恵土殿を殺そうとした竜を選ぶでござるか?」

恵土「?何言ってんだよ。

あんなに苦しい目に遭い続けてきたんだ、仕方がない」


ドロロ「それまでに死んでいった者たちの無念は…

殺されていった者たちは、どうなるでござる?」


恵土「ピクッ)…」

ドロロ「何故、それほどまでに

キアラ殿の肩を持つでござるか?敵だった彼のを」


キアラ「きゅ?」

意味が解らず、顔を持ち上げるキアラ…


恵土「…私と、同じ境遇だったからだ…


ずっと、殺されかけ続けてきた…

最後の生き残りってことで、何度も…


何度も…ぎゅ(拳握る)

命を、狙われ続けてきた…


だから…

無下になんて、できるわけないだろ…


やっと、親兄弟を奪われる前の

ありのままのこいつに戻れたんだ…


ずっと、その時から…

星が壊れて
両親たちから、ただ一人護られた時から…

こいつの心は、死んだままだったんだ…


そんな奴を、見て見ぬ振りなんて出来るかよ!!」

ドロロ「!…」


恵土「…私も、同じだったんだ…


けど、ドロロに会えたおかげで

やっと取り戻すことができたんだ!!(両拳握る)


だから…(キアラを見る)

だから……(うつむく」


辛そうな顔をしながらうつむく恵土…


それに対し

キアラは心配そうに鳴きながら、その頬をなめた…


ドロロは…

傷跡に触れたことに気付き、固まっていた…

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