第17章 海
ギロロ「おいケロロ!!!!」
ケロロ「ビクッ!)あ~;驚いた!;
何でありますか?いきなり」
ギロロ「それはこっちの台詞だ!!
何で恵土が傷付くようなことを言った!!???」
ケロロ「やだなぁ。冗談だって^^;
第一、その皆に我輩は入っていないであります(苦笑」
ギロロ「お前…
これで何かあったらお前の責任だからな!!」
ケロロ「ゲロゲロゲロッ。
そんなことで大問題になるわけないじゃん^^
考え過ぎだってば!」
そう肩に手を置くと…
ギロロ「ふざけるなっ!!!!!」
ばしぃん!!
その手を勢いよく弾き飛ばしながら叫んでいた…
冬樹「?どうしたんだろ」
そのあまりもの大声に、意識が向けられた…
その時には、ギロロがケロロの胸ぐらを掴んでいた
ギロロ「あいつが…
恵土が、どれほど一人を味わって…
どれほど、自責の念に駆られてきたと思っている!!??
どれほど孤独にさいなまれたと思っている!!??
(雪の中、一人でさまよい歩きながら謝り続ける恵土が脳裏に浮かぶ)
これ以上、あいつの心を傷付けるなっ!!!!(くわっ」
眠っている間、恵土の過去を独断で
クルルの協力に伴い、見た…
それは…
白い光と一体化しながら
村の領地で、誰も近寄らない最も危険な場所へ
8歳の誕生日の内に、冷たい雨が降る中…
「ごめんね…村の墓に埋めれなくて…
ごめん…私のせいで…(拳握りながら震える)
ごめん…
ごめん……
ごめん………」
そう呟きながら、両親を掘った地面へと埋め
目印として棒を立てる前に、それに抱き着くかのように
ひざまずきながら、両腕を地面につけていた…
雨の中、震えながら何度も謝るそれは…
いつまでも、続いていた…
次の日の夜明けまで、ずっと…
それを知っているからこそだった…
ケロロ「ちょっ;熱くなり過ぎだって;(あせあせ」
そう、手で制しながら言うケロロに対し…
ギロロ「…俺は、あいつを探しに行ってくる。
確か、あいつが向っていた方角は山だったな…」
すぐさま山へと走っていくギロロ…
果たして…事態は、どう転んでいくのでしょうか?