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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第8章 ♡Story32♡ ふたりっきりの密室


百合side


「......っ」
(さっきよりまた寒くなってきたよ......羽織りもの持って来ればよかったな......)



「百合ちゃん、やっぱり寒そうだけど大丈夫?」



「大丈夫ですしゅu.."ふわっ"......。」



「やっぱり寒そうだから、俺のジャケット着てていいよ。」



柊は百合の肩にジャケットを被せた。



「っでも柊さんは......柊さんも、結構寒そうですけど......」



「俺は大丈夫(微笑)
百合ちゃん、また体調壊したらまずいでしょ?」



「っ柊さん......」



「どうしt.."ふわっ"......?」



百合は掛けてもらったジャケットを柊の肩に被せた。



「それじゃ、今度は柊さんが体調壊しちゃいますよ......」



「百合ちゃん......でも......」



「多分......陸達が気にかけてここに来てくれると思います。
それまで待ちましょう......」



「そうだね......ありがとう百合ちゃん。」



「いえ......最近寒くなってきましたしね(苦笑)」



「......百合ちゃん、」



「はい?どうしたんでs.."ぎゅっ"....柊、さん?」



床に座っていた二人、柊は百合が自分の中に入るように抱きしめた。



「......こっちのほうが、温かいと思う。」



「ぇ...でも......」



「ごめん......でもまた百合ちゃんに身体壊して欲しくないから......」



「っ柊さん......」
















太輔side


「おい、柊達がいるかもしれないっていう北校舎はこの建物か?」



「はい、もし彼女達がいるとすれば家庭科室の1‐A専用準備室だと思います。
そこには今日必要なものが揃えてありますから、行くならそこしかありません。」
(でも仮にそこに行ったとしても、そんなに時間はかからないはずだ......
なのになぜ彼女達はこんなに遅い......)



「っ百合......」
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