藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第7章 ♡Story31♡ 危機感
「......。」
「藤ヶ谷先生はちょっと強引さに欠けるんですよね......」
「藤ヶ谷先生元ヤン説ありますから、
当時みたいにもっとオラオラでもいいような気がする......」←
「オラオラって北山先生......(汗)
今頃キャラチェンジされても俺ら生徒は戸惑うだけっす!」
「だってよぉ二階堂......もっと強引な方がよくね?」
「だからってオラオラと強引さはちょっと違うような気がしますけど(苦笑)」
「勝手に話を進めないでください(怒)」
「......藤ヶ谷先生は、
百合ちゃんのことを束縛みたいにしたくないんですよね?」
「......。」
「横尾先生、それどう言う......」
「そのままの意味ですよ北山先生(苦笑)
芸能活動に明け暮れている忙しい百合ちゃんを、
縛り付けたくないんだと思いますよ。
ただでさえ今は彼女にとって大変な時期ですからね......」
「そうなんっすか?藤ヶ谷先生......」
「だから、DLの時も......」
「俺は芸能界のことはよくわかりません......けど、
毎日アイツを見ていると凄く大変そうなんです。
台本のセリフ覚えや学校での勉強......」
「学生の芸能人って両立大変そうですもんね......
俺みたいな一般人も講座についていけない時もたまにあるし......」
「だから、
俺だけの感情でアイツを縛りたくないんです......」